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【写真の力】飲食店の広告写真事例「東かがわマルタツ手打ちうどん」様

Hirose Hirose

はじめに:媒体によって、写真の役割は大きく変わります。

写真は、ただ「きれいに撮ればいい」ものではありません。
メニュー、ポスター、商品チラシ、WEBサイト、ECサイト──
どの媒体で使うかによって、写真に求められる役割は大きく変わります。

こんにちは、写真・映像・グラフィック・Webなど、幅広い広告制作を手掛ける株式会社フックで、
主に写真・映像の撮影を担当している廣瀬です。

前回の記事では、「【写真の力】料理写真は、“感情を動かす武器”です。」というテーマで、
料理写真撮影を行う上で意識していることをご紹介しました。

今回はその続編として、「東かがわマルタツ手打ちうどん」様の広告事例をもとに、
飲食店の広告展開を見据えた写真撮影の考え方をご紹介します。

メニュー用写真

「選ばせる」ための写真

メニュー写真は、迷っているお客様の背中を押す役割があります。

撮影の考え方

  • 一瞬で「何のうどんか」が分かること
  • 麺の太さ・コシ・ツヤが伝わること
  • 出汁の透明感と温度感が感じられること

そのため、麺の立体感と具材の存在感を意識して撮影しています。

箸上げカットは、「食べる直前の一番おいしい瞬間」を想像してもらうためのもの。
文章よりも先に、食欲へ直接訴えかける役割を担っています。

ポスター用写真

「足をとめ、記憶に残す」ための写真

撮影の考え方

  • 情報量を絞り、世界観を強く出す
  • コピーと一体で成立する構図
  • 季節感・ストーリー性を込める

特にポスターは、インパクトが大切です。
読む前に「目に入る」ことが最優先。
一瞬で「おいしそう」「気になる」と感じさせることが役割です。

商品チラシ用写真

「伝えて、納得してもらう」ための写真


商品チラシは、POPよりも情報量が多く、WEBよりも直感的に理解される必要があります。
そのため、写真には「分かりやすさ」と「世界観」の両立が求められます。

・商品名
・価格
・説明文

といった情報を載せたうえで、
商品の魅力や世界観をきちんと伝えなければなりません。

そのため、デザイン前提での撮影を意識しています。

「東かがわマルタツ手打ちうどん」様が「王越麦酒」様と共同開発した「マルタツビール」の商品チラシ用写真では、商品の背景やストーリーが自然に伝わるよう、世界観を重視した撮影を行いました。

チラシは「持ち帰って読まれる」媒体だからこそ、写真にも“納得感”が求められます。

完成した商品チラシがこちら

素材写真

「こだわりを“語らせる”ための写真」

撮影の考え方

  • 主役ではなく“文脈”を伝える
  • コピーや文章と組み合わせて使う
  • ブランドストーリーを補強する

出汁素材の写真は、
メニューやECの商品写真とは別の役割を持ちます。
「なぜおいしいのか」を視覚的に裏付ける写真です。

WEB記事、LP、パンフレットなどで、
文章と一緒に使うことで説得力が増します。

WEBサイト・ECサイト用写真

「理解して、購入につなげる」ための写真

WEBサイトやECサイトでは、
写真が 理解・比較・購入 のすべてに関わります。

撮影の考え方

  • ファーストビュー用(世界観)
  • 商品説明用(分かりやすさ)
  • SNS・バナーへの二次利用

といった使い道を想定して撮り分けを行いました。

白背景の商品写真は、ECサイトの一覧ページなどで、視認性・比較性を高めるための写真です。

一方で、シズル感のある写真は、ブランドページや特集コンテンツで力を発揮します。

「同じ商品でも、使う場所によって写真を変える」
これがWEBとECでは特に重要になります。

まとめ

「写真 × デザイン × 伝わる広告設計」

「東かがわマルタツ手打ちうどん」様のように、
紙媒体・WEB媒体・SNSなど、複数の広告展開を行う場合、
同じ商品でも、媒体ごとに最適な写真は異なります。

だからこそ、撮影単体ではなく、
「どこで、どう使われるか」を見据えた写真撮影が重要になります。

写真・映像・グラフィック・Webと、
各分野のクリエイターが在籍する株式会社フックでは、
写真 × デザイン × 伝わる広告設計を一貫して行うことで、
広告効果を最大化するクリエイティブをご提案しています。

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